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第1回 近年の相談傾向や離婚事情

原口弁護士

対談の第1回目では、近年の相談における傾向や現代の離婚事情について、実際のケースも交えながらお話し頂きました。

岡田真弓

近年、いろいろな結婚の形が話題にっていますよね。週末婚、事実婚、別居婚といった本当に夫婦なの?というカップルが増えてきています。何年か別居していても離婚はしない、という相談者も多いです。弁護士の所に来られる方はいかがでしょうか?

原口弁護士

はい、感じますね。やはりお金が問題なのだろうと思います。金銭的に自立できるようであれば離婚するのではないでしょうか。あとは年齢もあると思います。
年齢的に上の方はなかなか離婚しづらい。旦那さんに愛人がいるようであれば変わるけれども、40歳後半くらいから上になると相手がいないと離婚に応じない事が多い。世間体もあります。離婚したと言うと年齢的にバツが悪いというのもある。会社での信頼と言うか。中間管理職の方は「妻がいる」ことにしておきたい。別居だけであれば生活費をもらえるし、まあいいかと。

岡田真弓

そうですよね。なかなか踏み出せない方が多いですよね。
当社にご相談に来られる方を見ていても近年は女性がどんどん強くなっている気がします。

原口弁護士

そうですね、特に50歳前後の女性が多い気がします。バブルのどまんなかの世代ですよね。マハラジャで振ってた人たち。ライフスタイルが派手で、辛抱強くない。結婚したら我慢して耐え忍んで、という感覚はない。元気な方々(笑)。そして、あの世代はなぜかモラハラが多い印象がありますね。例えると小学生が好きな子へイタズラするのと似ている気がするのですが、本当は好きなんだろうけど、わざと嫌がらせをするような感じです。正直言って幼稚。女性は鬱憤がたまるケースが多いです。

岡田真弓

その世代は確かに特徴的ですよね。MR でも40歳代後半のお客様が実際多いですし、強い女性が増えているように感じていました。

原口弁護士

同じですよね。

岡田真弓

そんな傾向がある中で「こじれない離婚」というコンセプトで活動されてますよね。実はこの考えって、私も同様の考え方なんです。

原口弁護士

協議で離婚させる、調停に行かないようにするというのが主な考え方です。実 際解決まで長くなりますし、経費も掛かってしまいます。カウンセリングを習 う前は、精神的なフォローは出来なかったので調停や裁判に行くことが多かっ たんです。しかも、調停は時間が掛かります。正直、弁護士から見てもあまり効率的とは思えません。いろいろ経験する中で、カウンセリングにより本人の気持ちを整理させてあげることが大事だと分かったのですよね。お金だけ貰っても釈然としない想いがあっては意味がない。 弁護士としてはそれだと単に愚痴を聞いているような形になってしまい、法律家としてのアドバイスまでなかなか行き着かないという難しさがあったのですよね。どうしたらいいかわからない、どういう言葉をかけてあげたら良いかわ からない、という時期がありました。結果、上手く導けずに訴訟になってしまうケースも過去にはありましたね。

岡田真弓・原口弁護士
岡田真弓

先生は現在クライアント数を限定しているというのを伺ったのですが、それはやはりお客様との向き合う時間を作るためでもあるのですか?

原口弁護士

結果的にそうなっていますね。地方の弁護士さんとお話した際に、100 人くらい抱えているという話を伺い、たいへん驚きました。もちろんスタッフがいてはじめて成り立つのですが、それでもやはりお客様の声を聞く余裕はなくなってしまう。相談者は気持ちの波があるので、数人はそういった方がいても対応できるように心がけていますね。

岡田真弓

それは素晴らしいですね。相談者にとってもしっかりと向き合ってくれる相手がいるという安心感が、正しい判断に導いてくれることもあるのだと思いますね。ですが、あまりに際限なくなると先生のお時間も大変ではないかと思うのですが、時間単位で相談料を頂いているのですか?

原口弁護士

時間単位となると相談者の本音が出なくなってしまうので、そこは制限なくするようにしています。ただ仰られるように切りがなくなってしまいますので、電話ではなくチャットを使ってやり取りをするようにしてますね。自分のタイミングでお互いにやり取りが出来るので互いにやりやすいんです。

岡田真弓
岡田真弓

法律相談とカウンセリングが同時に進んでいくのですか?

原口弁護士

同時並行ですね。カウンセリング、またはヒーリングに近いこともやりながら進めています。

岡田真弓

先生はカウンセリングについて沢山勉強されていると伺いましたが、昔からご興味を持たれていたのですか?

原口弁護士

私自身の3回目の離婚があったあとです。もう失敗したくないので色々聞きかじりました。自分に合うものを見つけるまでいろいろ学びました。
感情の整理が出来ることが本当に大事だと学んだのですよね。何ヶ月も掛かる人もいれば、人によっては1 時間くらいで気持ちが整理出来る人もいる。
本音はきっと「こうだろうな」というものが見えてくると、スムーズに導いていける。人の話を聞いてしまう人は非常に時間を要することになる。自分の母がそうでした。弁護士さんはこうしろという、誰それはXXX と言う、みたいに言われて流されてしまう。そうなるとなかなか整理できなくなってしまいますね。

岡田真弓

自分自身の中にある気持ち、想いに気づかせることが大事ですよね。

原口弁護士

そうですね、極力自分で決めさせてあげるのが大事ですよね。あくまでもそれを引っ張ってあげるのが大切です。あなたが決める。自分で気づいて、自分が進んでいくのが一番納得感もあるんです。

岡田真弓

探偵に来られるご相談者様も似ていますね。調査をしようかどうかと思いながら来られているので、背中を押してあげるのがこちらの仕事です。かつ証拠を撮った後が大事なので、そこから先の選択肢を示してあげることが大事だと思っています。自分の気持ちとして落ちて、受け入れて、自分の事としてどうするか、一歩を踏み出してもらえると迷いなく進みますよね。
当社が16年続けて来られたのは、カウンセリングが評価を受けてのことでした。

法的に、浮気の証拠は3年間有効とされているので、その間に「どうして浮気する様になったのか」何か原因がないかを一緒に考えてやり直しを進めていく。同時に愛人と別れてもらわないとやり直しもできないので、証拠を撮った後、真実を知った後にどうやって動いていくのか、どうやってパートナーの気持ちを自分に戻していくのか、多くのシミュレーションを示してあげることが大事だと思いますね。有利な離婚も出来るし、やり直しも出来るし、迷っているなら証拠さえあれば3年間は現状維持もできるし、といったお話しをしています。

原口弁護士

同じですね。

岡田真弓・原口弁護士
岡田真弓

すぐに離婚と決めなくてもいい。証拠を有効に使って、じっくり先のことを考える余裕もあるので、いろんな選択肢を持ってもらえることを心がけています。調査後1 ヶ月間はカウンセリングを無料で受けられることにしているのですが、1 ヶ月だけでは足りないというケースも多いので、「こころテラス」という事業をはじめました。これも私どもで立ち上げた「日本ライフメンター協会」で育成したカウンセラーをこころテラスを通して悩まれた相談者とマッチングさせるという活動を行っています。

原口弁護士

それはとてもいいですね。1ヶ月だと決まらないケースが多いですよね。2〜3 年掛かる方もいますしね。

岡田真弓

そうなんですよね。なので、ご相談頂いたことをきっかけに、ワンストップでお悩みを受け入れていくことが大事だと思うのですよね。

原口弁護士

そうですよね。正直そういったカウンセリングを受けた後に弁護士相談にお越し頂けると、迷いが少ないですよね。今まではどっちつかずの方が多かったですから、離婚だと弁護士だろうと思って来られる方もまだまだいますからね、弁護士としても心の専門家ではありませんし、ケアできませんからね。MRへ行かれて道筋をあらかじめ持った上でおこし頂けると気持ちが整理されていてスムーズですよね。

岡田真弓

ありがとうございます。

原口弁護士

修復を希望される方も気持ちの整理がなかなか出来ていないみたいですね、知り合いの離婚カウンセラーのところへ相談に来る人も大部分が修復希望の方だそうで、別れる腹が決まっている人は弁護士に行くみたいですね。なのでその知り合いのカウンセラーも旦那さんをセックスに誘う方法は?といったブログを書いているみたいです。

岡田真弓

そうですよね、悩まれるから相談されているのですよね。

〜次回、第2 回「カウンセリングとの出会い編」に続く〜

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