浮気調査

妻の浮気を疑ったら?兆候・やってはいけない確認・証拠と相談の順序を探偵が解説

妻の浮気を疑ったとき、最初に決めるべきは「証拠を集めること」ではなく、自分が加害者側にならない確認の範囲です。兆候だけで断定せず、スマホの無断閲覧やGPS設置を避け、保全→話し合い→相談の順で進めれば、離婚でも再構築でも後悔の少ない判断ができます。この記事では、その順序を調査の現場から整理します。

この記事でわかること

  1. 浮気の兆候をどこまで「可能性」として扱い、どこから確認に動くべきか
  2. 自分でやってよい確認・やってはいけない確認の境界と、証拠として残るもの
  3. 弁護士・探偵・カウンセラーの使い分けと、調査を依頼する場合の費用の考え方

妻の浮気でよくある兆候|「当てはまる=浮気」ではない

👉 このパートをまとめると!
兆候はスマホ・外出・身なり・スキンシップの変化。複数重なっても断定材料ではなく確認の出発点。

妻の様子が変わったと感じたとき、多くの方が最初に調べるのが「兆候」です。結論から言うと、兆候は浮気の可能性を示すサインではあっても、断定の材料にはなりません。

行動の変化に現れる5つのサイン

現場で相談を受けていて、よく挙がる変化は次の5つです。

1つ目はスマホの扱いで、肌身離さず持つ、ロックを掛け始めた、通知を切った、といった変化です。2つ目は外出と帰宅時間で、休日の一人外出や残業の増加が目立ちます。3つ目は身なりで、服・下着・化粧・香りが急に変わるケースです。4つ目はスキンシップの減少、5つ目は夫の予定を細かく把握したがる行動です。

どれも「浮気かもしれない」と感じるのは自然です。

しかし、仕事の繁忙期、体調不良、あるいはあなたとの関係への不満が原因でも、同じ変化は起こります。

サイン 浮気以外にあり得る理由 次に見るポイント
スマホを手放さない 職場のチャット、友人関係のトラブル 変化が始まった時期と、他のサインの重なり
外出・帰宅の変化 繁忙期、資格勉強、親の介護 説明の一貫性(日付や場所が毎回変わるか)
身なりの変化 復職、ダイエット、加齢への意識 誰のためかを本人が語れるか
スキンシップの減少 疲労、産後、夫婦関係への不満 会話量も同時に減っているか
夫の予定を把握したがる 家事分担の調整、子どもの行事 自分の予定を言わなくなっているか

兆候が3つ以上重なったときの「正しい動き方」

3つ以上重なったら、次にすべきは問い詰めることではなく、確認の方法を選ぶことと、自分の気持ちを書き出すことです。この2つを先に済ませておくと、後の話し合いも相談もぶれません。

✍️ 筆者(専門家)の経験からの一言アドバイス

【結論】: 兆候の数を数える前に、「自分は何を確かめたいのか」を一文で書いてください。事実だけを知りたいのか、離婚の判断材料が欲しいのか、再構築の条件を決めたいのかで、必要な確認はまったく変わります。

実は、私自身も過去に、チェックリストに5つ当てはまった段階で証拠集めに走り、確認の方法で立場を悪くしてしまった相談者を何人も見てきました。この経験から、読者の皆さんには同じ失敗をしてほしくないと心から願っています。

妻の浮気が疑われたときにやってはいけないこと|自分が不利になる確認と行動

👉 このパートをまとめると!
無断のスマホ閲覧・GPS設置・問い詰め・暴言・追い出し・周囲への暴露は法的に立場を逆転させうる。

疑いが強まった夜ほど、「今すぐ確かめたい」という衝動は強くなります。あなたも今、妻のスマホや車に目が行っていませんか。ここでは、その衝動が招く不利益を先にお伝えします。

今夜やらないこと3つ(問い詰める・暴言や暴力・家から出す)

1つ目は、証拠がない段階で問い詰めることです。弁護士法人ALGの解説によれば、証拠がないまま問い詰めると妻に否定されるだけでなく、警戒して証拠を残さなくなったり隠したりするきっかけを与えてしまうとされています。

2つ目は、怒鳴る・手を上げることです。妻に非があっても、暴力はDVとして扱われ、こちら側の有責行為として評価されるおそれがあります。その結果、後の離婚や慰謝料の交渉で夫側が不利になるリスクがあります。

3つ目は、家から追い出すことです。アディーレ法律事務所の解説では、一方的に妻を家から追い出す行為は、法律上の離婚原因である「悪意の遺棄」にあたる可能性が指摘されています。

つまり、感情のままに動くほど、浮気をされた側が「有責」と見られる方向に近づいてしまうのです。

自分で確認してよい範囲・いけない範囲(スマホ・GPS・紛失防止タグ)

この記事で最も伝えたいのがここです。上位の解説記事は「証拠を集めましょう」と書きますが、どこまで自分で確認してよいかはほとんど触れられていません。

確認方法 可否 根拠となる法令・リスク 代替手段
目の前で見える範囲の行動観察・メモ ○ 問題なし 日付・時刻・言動を時系列で記録
手元に届いた明細・領収書の保管 ○ 問題なし コピーを別の場所に保全
妻のスマホのロックを勝手に解除して閲覧 △〜× 違法と断定されない場合でもプライバシー侵害と評価されうる。IDとパスワードで他人のサービスにログインすれば不正アクセス禁止法に触れるおそれ 弁護士に相談のうえ、正当な範囲で取得する
妻の車・持ち物にGPS機器を設置 × ストーカー規制法の位置情報無承諾取得等に該当しうる 探偵への調査依頼
紛失防止タグを持ち物に忍ばせる × 2025年12月成立の改正ストーカー規制法で規制対象に 同上
盗聴器・隠しカメラの設置 × プライバシー侵害等の責任を問われるおそれ 同上

内閣府が公開した改正法案の概要は、警察に寄せられた実例として、離婚調停中で避難している妻との面会時に、紛失防止タグを入れたぬいぐるみを子どもに渡したケースを紹介しています。夫婦間の出来事が実際に相談に持ち込まれている以上、「夫婦だから大丈夫」とは言い切れないことが分かります。
(出典: 内閣府「ストーカー規制法・DV防止法改正 法案概要」)

✍️ 筆者(専門家)の経験からの一言アドバイス

【結論】: 確かめたい気持ちが最も強い最初の1週間に、スマホを見ない・GPSを付けない。この2つを守るだけで、あなたの立場は守られます。

実は、私自身も過去に、妻名義の車にGPSを付けて不倫を確信したあと、妻側からGPS設置の方を問題視され、弁護士相談で「不倫の証拠」より先に「確認方法の適法性」が論点になった相談者を担当したことがあります。この経験から、読者の皆さんには同じ失敗をしてほしくないと心から願っています。

周囲に話す・SNSに書くことのリスク

妻の家族や職場、SNSに浮気の事実を広めると、名誉毀損やプライバシー侵害と評価されるおそれがあります。相談相手は、守秘義務のある専門家か、信頼できる1人に絞ることをおすすめします。

「浮気」と「不貞行為」はどう違う?離婚・慰謝料の前提になる定義

👉 このパートをまとめると!
不貞行為は配偶者以外との自由意思による性的関係。兆候や親密なやり取りだけでは不貞と評価されにくい。

「浮気」は日常の言葉ですが、離婚や慰謝料の場面で問題になるのは法律上の不貞行為です。この違いを知らないまま証拠を集めると、集めたものが役に立たないことがあります。

法律上の不貞行為の意味

民法770条1項1号は、配偶者に不貞な行為があったときを裁判上の離婚原因の一つとしています(e-Gov法令検索を参照)。その意味について、最高裁判所は昭和48年11月15日の判決で次のように示しています。

配偶者ある者が、自由な意思にもとづいて、配偶者以外の者と性的関係を結ぶことをいう

(出典: 最高裁判所 昭和48年11月15日判決 判決文より抜粋, 裁判所ウェブサイト)

つまり、法律上の不貞行為の中心は性的関係の有無です。親しげなやり取りや二人で食事をした事実だけでは、この定義には届きにくいのです。

兆候・LINE・手をつなぐ写真だけでは足りない理由

兆候は「可能性」、LINEや手をつなぐ写真は「親密さ」を示す材料です。一方で、離婚や慰謝料の場面で求められるのは、性的関係を推測させる材料です。この差を理解しておくと、次の「証拠」の章で何を優先すべきかが見えてきます。

妻の浮気疑惑への進め方

浮気の証拠になるもの・ならないもの|自分で保全できる範囲と探偵が集める範囲

👉 このパートをまとめると!
証拠は性的関係を推測させるものが核。自分で保全できるのは明細・履歴・記録、尾行や現場写真は探偵の領域。

証拠には強さの差があり、自分で集められるものと、専門家でなければ集められないものがあります。結論として、自分でできるのは「保全」まで、新たに取りに行くのは探偵の領域と分けて考えてください。

証拠の強さは3段階で考える

段階 証拠の種類 自分で保全できるか 注意点
①性的関係を直接推測させる ラブホテルや相手宅への出入り写真・滞在時間の記録、宿泊の記録 × 尾行・張込みは探偵業法上の調査手段。個人で行うとトラブルになりやすい
②関係そのものを示す 性的関係をうかがわせるやり取り、本人が認めた会話の録音 △ 取得方法が適法かどうかで評価が変わる
③状況を示す クレジット明細、カーナビ・交通系ICの履歴、領収書 ○ 単独では弱いが、①②と組み合わせると効く

アディーレ法律事務所の解説によれば、浮気を理由に慰謝料を請求する場合には、不貞行為があったと推測できる証拠が必要とされ、調査会社の報告書もその一つに挙げられています。

自分でできるのは「保全」まで|コピーを別の場所に残す

手元に届いた明細、家計のカードの利用履歴、妻が自分から認めたときの会話の録音。これらは「新たに取りに行く」のではなく、あなたのもとに来た情報です。

まず、写真に撮るか、コピーを取って別の場所に保管してください。

そのうえで、いつ・どこで・何があったかを時系列でメモしておくと、後で弁護士や探偵に説明するときに整理が早くなります。

✍️ 筆者(専門家)の経験からの一言アドバイス

【結論】: 話し合いの前に、証拠のコピーを別の場所に保全してください。この一手間だけで、その後の交渉が壊れにくくなります。

実は、私自身も過去に、発覚直後に感情的に問い詰めた翌日、妻のスマホからやり取りが全て消えていたという相談を繰り返し受けてきました。逆に、保全を済ませてから話し合った方は、再構築を選んだ場合も条件を落ち着いて決められていました。この経験から、読者の皆さんには同じ失敗をしてほしくないと心から願っています。

探偵に依頼する場合に集まる証拠と「調査報告書」

衆議院に提出された探偵業法の法律案要綱では、探偵業務は、面接による聞込み・尾行・張込みなどの方法で実地の調査を行い、結果を依頼者に報告する業務と定義されています。探偵が集めるのは、上の表の①にあたる「出入りの事実と時間」です。

調査結果は調査報告書として、日時・場所・滞在時間・写真を時系列でまとめます。弁護士に渡す前提で作るかどうかで、報告書の価値は大きく変わります。費用については後の章で整理します。

話し合いの前に整えること|証拠・気持ち・ゴールの3つ

👉 このパートをまとめると!
話し合いは証拠の保全、自分の気持ちの言語化、離婚か再構築かの仮のゴールを決めてから。感情的な追及は避ける。

証拠の保全が済んだら、次は話し合いです。ただし、準備なしに切り出すと、証拠を消され、感情的な対立だけが残ります。話し合いの前に整えるものは3つです。

話し合いの準備チェックリスト

  • 手元の証拠のコピーを別の場所に保全した
  • 「自分はどうしたいか」を一文で書いた(仮でよい)
  • 子どもの前・車の中・深夜を避け、落ち着いて話せる場所と時間を決めた
  • 会話を記録する方法を決めた(メモか録音か。録音は自分が参加する会話に限る)
  • 弁護士かカウンセラーに一度相談した
話し合い前の確認チェックリスト

当日に言わないこと・聞くこと

言わないことは、「証拠があるぞ」と切り札を先に見せることです。見せた瞬間に、それ以上の事実は出てきません。

聞くことは、事実の確認と今後の希望を分けて聞くことです。「何があったか」と「これからどうしたいか」を同じ場で混ぜると、話が感情に流れます。

そして、その場で結論を出さないと決めてください。保留は逃げではなく、判断の質を守る選択です。

話し合いが危険になりそうなとき(安全確保)

過去に暴力や激しい口論があった家庭では、二人きりの話し合い自体を避けてください。第三者の同席、一時的な別居、弁護士や公的な相談窓口への相談を優先し、安全を確保してから次に進みます。

離婚・再構築・保留|後悔しないための判断軸

👉 このパートをまとめると!
判断軸は子ども・生活・妻の態度・自分の気持ちの4つ。勢いで決めず、保留も選択肢として認める。

話し合いを終えても、すぐに結論を出す必要はありません。離婚・再構築・保留の3つを、同じ軸で並べて比べることが、後悔を減らす一番の近道です。

3つの選択肢を同じ軸で比べる

判断軸 離婚 再構築 保留
子どもへの影響 生活環境の変化が大きい。親権・養育費の整理が必要 家庭は維持されるが、夫婦の緊張が伝わることがある 影響は小さいが、長期化すると不安定になる
生活・お金 財産分与、住まい、収入の再設計が必要 慰謝料や誓約書の取り決めで区切りをつける 現状維持。ただし証拠の時効には注意
必要な準備 証拠、弁護士相談、生活設計 条件の文書化、相手との接触禁止 証拠の保全、相談先の確保
向いている状況 繰り返しの浮気、気持ちが戻らない 妻に反省があり、条件を受け入れる 事実がまだ不確かで、感情が整理できていない
注意点 勢いで決めると財産や親権で不利になることがある 「許した」後の再発時の扱いを決めておく 保留を「決めない」ままにしない

再構築を選ぶなら決めておく条件(誓約書・接触禁止)

再構築を選ぶ場合、口約束で終わらせないことが重要です。アディーレ法律事務所の解説では、慰謝料を請求する際に浮気相手と二度と会わない「接触禁止」を約束させ、違反したときのペナルティを設定しておくことが再発防止につながるとされています。

離婚を選ぶなら先に知っておくこと

誤解が多いのが親権です。弁護士法人ALGの解説によれば、妻の浮気が原因で離婚する場合でも、親権の判断や養育費の支払い義務には直接影響しないとされています。浮気をした側だから親権が取れる、財産を渡さなくてよい、とは限りません。

誰に相談する?弁護士・探偵・カウンセラーの役割の違い

👉 このパートをまとめると!
探偵は事実の収集、弁護士は請求と交渉、カウンセラーは気持ちの整理。目的が決まってから依頼すると無駄がない。

「まず弁護士へ」という案内をよく見かけますが、あなたの目的によって最初に相談すべき相手は変わります。探偵は事実の収集、弁護士は請求と交渉、カウンセラーは気持ちの整理。この3つの役割は重なりません。

目的別・相談先の早見表

相談先 得意なこと 向いている段階 費用の目安 相談前に用意するもの
弁護士 慰謝料請求、離婚交渉、証拠の法的評価 証拠がある程度そろい、請求や離婚を検討する段階 初回無料〜有料相談。受任時は着手金・報酬 時系列メモ、手元の証拠のコピー
探偵 尾行・張込みによる事実確認、調査報告書 事実がまだ確認できておらず、決定的な証拠が必要な段階 調査時間・人員による(次章参照) 妻の行動パターン、疑いの根拠
夫婦カウンセラー 気持ちの整理、再構築の対話支援 離婚も再構築も決められない段階 1回数千円〜 特になし
公的相談窓口 法律相談の紹介、DV等の安全確保 費用を抑えたい、危険を感じる段階 無料が多い 状況の要点

「調査が要らない人」も多い|依頼前に決める一つのこと

探偵の立場で言うのは意外に思われるかもしれませんが、相談に来られた方の中には、調査が要らない方が少なくありません。

✍️ 筆者(専門家)の経験からの一言アドバイス

【結論】: 探偵に依頼する前に、「何を証明したいか」を決めてください。離婚か、慰謝料か、再構築の条件かで、必要な調査はまったく違います。

実は、私自身も過去に、「離婚は考えていない、ただ事実を知りたい」という方には、調査より先にカウンセラーや弁護士の無料相談を案内してきました。目的が定まってから依頼された方は、調査期間が短く済む傾向があります。この経験から、読者の皆さんにはもっと効率的に進んでほしいと心から願っています。

探偵→弁護士の連携順序で結果が変わる

弁護士ドットコムに寄せられた相談では、探偵に依頼した後に自分で調査を続けようとしたところ、探偵社から「弁護士によっては自力調査や、調査が妻に知られた場合に依頼を受けないことがある」と説明されたという例があります。

✍️ 筆者(専門家)の経験からの一言アドバイス

【結論】: 可能であれば、調査を始める前に弁護士へ相談し、必要な証拠の種類を確認してから依頼してください。

実は、私自身も過去に、先に弁護士から「日時・場所・滞在時間が分かる形で」と指定を受けてから調査した案件では、報告書がそのまま交渉資料として使われました。一方、調査後に弁護士を探した案件では追加調査が必要になったことがあります。この経験から、読者の皆さんにはより効率的に進んでほしいと心から願っています。

浮気調査の費用はどう決まる?見積もりで確認すべきこと

👉 このパートをまとめると!
費用は調査時間×人数+実費。見積もりでは時間単価より「何が取れたら終了か」と追加費用の条件を確認する。

調査費用は「高そうで不透明」という印象を持たれがちです。実際の内訳はシンプルで、調査員の時間と人数、車両などの実費、報告書の作成費の組み合わせです。分かりにくくなるのは、終了の条件が曖昧なときです。

費用の内訳(時間・人員・車両・実費・報告書)

浮気調査費用の構成
項目 何に対する費用か 変動要因 見積もり時の確認質問
調査員の稼働 尾行・張込みの時間×人数 対象の行動範囲、移動手段、深夜帯 「何名で何時間の想定ですか」
車両・機材 追跡用車両、撮影機材 車移動の有無、撮影条件 「車両費は稼働時間に含まれますか」
実費 交通費、駐車場、宿泊 遠方調査、泊まりの追跡 「実費の上限は決められますか」
報告書作成 写真・時系列の整理、製本 弁護士提出用かどうか 「報告書の様式を事前に見られますか」
追加調査 想定外の延長 空振り、対象の予定変更 「追加はどの条件で発生しますか」

見積もりで必ず確認する5項目

1つ目は終了条件で、「どの証拠が取れたら終わるか」を書面で確認します。2つ目は追加費用の発生条件、3つ目は中断・キャンセルの規定、4つ目は報告書の形式です。

5つ目は、探偵業の届出と標識の有無です。京都府警察の案内によれば、令和6年4月1日施行の法改正で届出証明書が廃止され、営業所への標識掲示と、事業規模が著しく小さい場合等を除くウェブサイトへの標識掲示が義務付けられました。営業所にもウェブサイトにも標識が確認できない業者への依頼は避けてください。

✍️ 筆者(専門家)の経験からの一言アドバイス

【結論】: 見積もりで見るべきは時間単価より「何をもって終了とするか」です。終了条件が曖昧な契約は、費用が膨らみます。

実は、私自身も過去に、他社で調査を受けたあと相談に来られた方の中に、終了条件が決まっておらず調査が長期化した例を見てきました。当所では初回に「どの証拠が取れたら終わるか」を書面で確認し、取れない可能性も含めて説明しています。この経験から、読者の皆さんには同じ失敗をしてほしくないと心から願っています。

調査費用は相手に請求できる?

調査費用を妻や浮気相手に請求できるかは、裁判例が分かれています。仙台の法律事務所の解説によれば、東京地裁平成20年12月26日判決は調査の必要性を認め、実際にかかった費用のうち100万円を不貞行為と相当因果関係のある損害と認めました。

一方で、離婚問題に取り組む弁護士の解説では、東京高裁令和6年1月17日判決が、調査を使わなくても不貞と相手方を知り得たとして、調査費用約230万円を相当因果関係のある損害と認めなかったと紹介されています。

認められる場合でも全額ではなく一部にとどまることが多いため、請求を前提に費用を組まないことをおすすめします(弁護士監修)。

浮気されたら証拠を集めることが大切です
\MR探偵事務所は無料相談受付中/
まずはお気軽にご相談ください_MR探偵無料相談はこちら
電話でのご相談はこちら
LINEでのご相談はこちら

妻の浮気に関するよくある質問

👉 このパートをまとめると!
慰謝料相場・時効・一度許した後・有責側からの離婚請求・探偵費用の請求可否など、判断前に多い疑問に短く回答。

Q. 妻の浮気の慰謝料相場はいくら?

離婚するかどうかで幅があります。デイライト法律事務所の解説によれば、妻の浮気の慰謝料相場は100万〜300万円程度で、離婚する場合は200万〜300万円、離婚しない場合は100万〜200万円程度が多いとされています。ただし、離婚しない場合の下限をより低く示す解説もあり、金額は婚姻期間や浮気の期間などの個別事情で変わります。具体的な見通しは弁護士にご相談ください。

Q. 慰謝料の請求には期限(時効)がある?

あります。アディーレ法律事務所の解説では、浮気相手への慰謝料請求権は浮気を知ったときから3年で時効により消滅すると説明されています。離婚や請求を迷っている間も、証拠の保全だけは先に済ませておくと選択肢を残せます。詳細は弁護士監修のもとで確認してください。

Q. 浮気相手だけに慰謝料を請求できる?

できます。弁護士法人ALGの解説によれば、離婚せずに夫婦関係を続けたい場合、妻との関係悪化を避けるために浮気相手だけに請求するケースは少なくありません。ただし、浮気相手が妻に負担の一部を求める可能性があるため、妻に請求しないよう文書で取り決めておくことが勧められています。

Q. 一度許して再構築した後にまた浮気されたら?

弁護士ドットコムニュース(2020年12月)で原口未緒弁護士が指摘するように、再度の不貞には改めて慰謝料が認められ、前回分も加味されて増額される可能性が高いとされています。一方で、一度許した後に数年経って別の理由で離婚する場合は、不貞が離婚原因と認められないことがあるという指摘もあります。再構築時は条件を文書に残しておきましょう。

Q. 浮気した妻の方から離婚を求められたら拒否できる?

原則として、浮気をした側(有責配偶者)からの離婚請求は簡単には認められないとされています。ただし、長期間の別居など一定の事情がそろうと認められる場合もあり、事案ごとの判断になります。「性格の不一致」を理由に離婚を迫られている場合は、証拠を保全したうえで早めに弁護士へ相談してください。

Q. 探偵の調査費用は妻や浮気相手に請求できる?

事案によります。裁判では調査費用の一部が損害として認められた例がある一方、相手が既に不貞を認めていた場合や、他に証拠があった場合には認められなかった例もあります。請求できることを前提に高額な調査を組むのではなく、「請求できれば幸い」という位置づけで見積もりを判断することをおすすめします。

Q. 妻が浮気する原因は何?

弁護士法人ALGとアディーレ法律事務所の解説では、夫から必要とされていないと感じる孤独感、夫婦関係への不満、生活への刺激の欲求などが挙げられ、ネクスパート法律事務所の解説ではコミュニケーション不足による寂しさも指摘されています。ただし原因は一つに絞れないことが多く、本人を特定して断定することは対立を深めます。

まとめ|妻の浮気を疑ったら「確認の範囲」を先に決める

👉 このパートをまとめると!
断定しない・違法な確認をしない・保全してから話す・目的を決めてから相談する。この4つで後悔は減らせる。

妻の浮気を疑ったとき、最初に決めるのは証拠集めではなく、自分が加害者側に回らない確認の範囲です。兆候は可能性として扱い、スマホの無断閲覧やGPS設置を避け、手元の証拠を保全してから話し合い、目的を決めてから相談する。この順序を守れば、離婚でも再構築でも、後悔の少ない判断ができます。

今の状況別・次の一歩

今の状況 今日やること 避けること 相談の目安
疑い段階 気になる行動を日付付きでメモ。「何を確かめたいか」を一文で書く スマホ閲覧、GPS・タグ設置、問い詰め 兆候が3つ以上重なり、事実確認が必要と感じたら探偵へ
発覚直後 手元の証拠をコピーして別の場所に保全 暴言・暴力、家から出す、周囲への暴露 保全が済んだら弁護士へ(請求・離婚の見通し)
判断に迷っている 離婚・再構築・保留を同じ軸で書き出す 勢いで離婚届を出す、口約束で許す 気持ちが整理できないならカウンセラーへ

ご相談について

当所では、調査ありきではなく、調査が必要かどうかの判断から無料でご相談いただけます。ご相談時は、気になる行動の時系列メモと、手元にある資料のコピーがあれば十分です。一人で抱え込む前に、まずは状況を整理するところからご一緒します。

浮気されたら証拠を集めることが大切です
\MR探偵事務所は無料相談受付中/
まずはお気軽にご相談ください_MR探偵無料相談はこちら
電話でのご相談はこちら
LINEでのご相談はこちら

免責事項
本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の事案に対する法的判断を示すものではありません。法的な評価は事案により異なりますので、具体的な判断は弁護士にご相談ください。本記事は、違法な方法による情報取得を推奨するものではありません。記載の法令情報は更新日時点のものです。

参考文献

当記事の監修者

当記事の監修者:岡田 真弓
氏名
岡田 真弓
経歴

1968年東京都生まれ

2003年総合探偵社・株式会社MRを設立

2008年MR探偵学校を開校し、学長に就任

2016年一般社団法人日本ライフメンター協会を立ち上げ、代表理事に就任

2017年こころテラス株式会社を設立

紹介文

探偵業の現場で培った経験をもとに、「探偵の現場」や「夫を夢中にさせるいい妻の愛されルール」等の書籍を発売。
また、ビジネスリアリティ番組「令和の虎」にも出演し、あらゆるメディアを通じて、調査の実態や夫婦関係の在り方を伝えています。

関連記事

24時間 365日 相談・見積もり無料!
まずはお気軽にご相談ください。