カメラを自宅に設置して浮気調査するのは違法?カメラを使った調査の注意点を解説

「浮気調査で自宅にカメラを隠して置くのは違法?」
「浮気調査に使うカメラは何を選べばいい?」
パートナーの浮気の疑惑について真実を確かめたいとき、自宅にカメラを設置してみようと考えた方も多いのではないでしょうか。
しかし、「本当にそれは合法なの?」「盗撮にならないの?」といった不安を抱くのも当然です。
この記事では、浮気調査を目的にカメラを設置する行為が違法になるケースや、注意すべきポイントについてわかりやすく解説します。
トラブルを回避しつつ確実な証拠を得るためには、法的知識と様々な工夫が必要ですので、自力での調査を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
この記事でわかること |
浮気調査のために自宅にカメラを設置するのは違法ではない
浮気の証拠を集めるために自宅内にカメラを設置しするのは、基本的に違法にはなりません。
自分が所有・管理する住居であれば、プライバシーの侵害には当たらないためです。
しかし、設置場所や撮影対象によっては注意が必要です。
たとえば、同居人のプライベート空間(浴室や寝室など)を無断で撮影した場合、プライバシーの侵害や盗撮になる可能性があります。
合法的な範囲内で浮気の証拠を得るには、慎重な判断と法的な知識が必要です。
可能な限り、探偵事務所などのプロに相談して調査してもらうのが自分自身のリスクもなく確実です。
浮気調査に使うカメラの選び方のポイント5選
浮気調査において、証拠を確実に得るためにもカメラ選びは非常に重要です。
下記5つのポイントを意識するようにしましょう。
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ただ撮影できれば良いわけではなく、調査環境や目的に応じた機能を持ったカメラでなければ、証拠を撮れるか信頼性に欠けてしまいます。
特に自宅などの屋内で調査する場合は、暗所での撮影性能や長時間稼働できるバッテリーなど、細かい機能が調査の成功を決めます。
調査対象に気づかれず、かつ確実に証拠を記録できるかが最大のポイントです。
以下では、浮気調査用カメラを選ぶうえで特に重視すべき5つのポイントを紹介します。
暗い場所でも使える
夜間や照明の少ない場所での撮影になる場面もあるため、暗所でも問題なく撮影できるカメラを選ぶことが必要です。
寝室など照明が暗い状況で撮影となると、通常のカメラでは映像が不鮮明になり、証拠力が低下する恐れがあります。
そのため、赤外線暗視機能や高感度センサーを搭載したカメラを選びましょう。
暗視機能があれば、光源がない状況でも対象の動きや表情を記録できるため、決定的な証拠を押さえる確率が高まります。。
浮気調査では「見えないところでいかに鮮明に撮れるか」が鍵となるため、暗所対応は必須条件と言えます。
長時間の録画機能がついている
後から見直して証拠となる部分を確認してから提出することがあるので、長時間の録画機能は必須です。
長時間録画ができないカメラでは、たとえ浮気の決定的瞬間にカメラを設置していても、その証拠を保存できず意味がありません。
常時録画が可能なモデルを選ぶことで、抜け漏れのない記録が可能になります。
録画機能を選ぶ際には、保存媒体の種類や容量、ループ録画(古い映像を上書きする機能)の有無も確認しておくと安心です。
microSDカード対応の機種であれば、記録の取り出しも容易ですし、保存容量によっては数日分の映像を残すことも可能です。
バッテリーが長時間使えるものを選ぶ
浮気調査では、対象者がいつ行動を起こすかわからないため、カメラが長時間稼働できることが非常に重要です。
バッテリーの持ちが短いカメラでは、肝心な瞬間に電源が切れてしまい、証拠を取り逃がすリスクがあります。
自宅に自分がいない時間帯に調査するケースでは、こまめに充電や交換ができないためバッテリーの持続時間は重要です。
選ぶ際には「連続録画時間」や「待機時のスタンバイ時間」に注目し、最低でも数時間以上の連続使用が可能であることが望ましいです。
スマートフォンで情報の確認や操作ができる
スマートフォンから映像を確認したり、カメラの操作ができる機能は非常に有用です。
浮気調査では、遠隔でリアルタイムに状況を確認できるかどうかが大きなアドバンテージになるからです。
Wi-FiやBluetoothに対応したカメラであれば、離れた場所からでも映像のチェックが可能となり、臨機応変な対応ができます。
また、通知機能がついているカメラであれば、動体検知時にスマホにアラートが届き、重要な瞬間を見逃すリスクも軽減されます。
小型で見つかりにくいものを選ぶ
対象者にカメラの存在を気づかれることは本末転倒なので、とにかく目に付きにくい機種を選びましょう。
そのため、できるだけ小型で目立たないカメラを選ぶことが基本となります。
近年では、ペン型や置時計型、USBアダプター型など、周囲のインテリアや日用品に自然に溶け込むカメラが数多く販売されています。
また、レンズが目立たないデザインで無音で作動するかも確認しましょう。
調査対象の生活空間に溶け込む工夫がされているかどうかを見極め、自然な形で配置できるかを想定して選ぶとよいでしょう。
浮気調査にカメラの設置が有効な理由
浮気調査においてカメラを設置する最大のメリットは、以下の点になります。
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やはり、「動かぬ証拠」を映像として残せる点が大きいです。
浮気の有無を明確にするためには、客観的かつ信頼性の高い証拠が必要です。
なかでも、カメラで記録された映像は法的にも強い効力を持つため、慰謝料の請求や離婚調停といった場面で非常に有利に働きます。
また、当事者の言動だけでは曖昧になりがちな浮気の事実も、カメラ映像という「目に見える証拠」があれば、言い逃れを防ぎ、真実を明らかにする力を持ちます。
加えて、第三者(探偵や弁護士)にも客観的に状況を伝えやすくなる点も見逃せません。
以下で2つの点を詳しく解説します。
慰謝料の請求のための決定的な証拠になる
浮気による精神的苦痛に対して慰謝料を請求する場合、証拠として重要なのは「浮気の事実を客観的に証明できるかどうか」です。
単なるメールや会話の内容だけでは証拠不十分とされることもあります。
その点、カメラによる映像記録は、二人が密接な関係にあることを具体的に示す決定的な証拠となり、法的にも「不貞行為」を裏付ける強力な材料となります。
弁護士や裁判所に提出する際にも、映像は説得力があり、示談交渉を有利に進められるケースが多いです。
カメラを使って証拠を残しておくことは、法的手段に進むときに備えて大切です。
映像として残るため言い逃れができない
カメラで撮影された映像は、事実を視覚的に示す客観的な証拠となるため、言い逃れを困難にします。
浮気の事実を追及する場面では、言葉だけの証拠では対象者に否定されたり、「誤解だ」とはぐらかされたりすることが少なくありません。
そこで、対象者の行動が明確に記録されている映像は、とても強い説得力を持ちます。
映像データには撮影時間や状況が残るため、後からねつ造や誤解といった主張を防ぐうえでも効果的です。
調査対象が否定を続けるような場合でも、映像があることで主張に確固たる裏付けを持たせることができるのです。
カメラを使って自力で浮気調査をする時の注意点
自力でカメラを使用して浮気調査をするのは、費用を抑えながら証拠を集めることができますが、同時に以下のような2つのリスクがあります。
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「プライバシーの侵害」や「盗撮」など、法律に抵触するリスクがあるため、慎重に行動しなければなりません。
知らずに違法行為に該当すれば、自分が逆に訴えられる可能性もあるのです。
また、調査対象にカメラの存在がバレてしまえば、証拠隠滅や警戒心を招き、調査継続が困難になるケースもあります。
さらに、録画データの管理や機材トラブルへの対応も必要なので、一定の準備と知識が必要です。
以下でより具体的に解説していきます。
パートナーにバレるリスクがある
自分でカメラの設置をするので、設置場所が少しでも甘いとカメラがパートナーに見つかり、調査自体がバレてしまう可能性があります。
調査対象にバレてしまうと、警戒心を持たれて証拠が撮りづらくなり、パートナーとの関係がさらに悪化することもあります。
また、映像の確認や録画の操作中にスマートフォンの通知音やアプリのアイコンからバレるケースもあります。
機材の選定だけでなく、カメラの使い方やデータ保管の工夫も必要です。
気づかないうちに罪を犯すリスクがある
自宅で浮気調査を目的としてカメラを設置する場合でも、撮影方法や場所によっては違法となる可能性があります。
たとえば、配偶者の私室や浴室など、明らかにプライバシー性が高い場所を無断で撮影した場合、「プライバシーの侵害」や「盗撮」と見なされる恐れがあります。
録音機能付きカメラを使用する際にも注意が必要で、無断で音声を記録すると「盗聴」とされることもあります。
証拠を得ることに集中するあまり、知らぬうちに法律を犯してしまっては本末転倒ですので、できる限り探偵事務所などのプロへ相談を行うことを推奨します。
浮気調査で使えるカメラの価格帯は?
浮気調査に使えるカメラは、目的や機能によって幅広い価格帯があります。
重要なのは、「どのような環境で」「どれだけの時間」「どんな証拠を残したいか」によって必要な機能と費用が変わるという点です。
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機能性や信頼性を求めるなら、ある程度の投資は必要になりますが、最近はコストパフォーマンスに優れた製品も多く、予算に応じて選びやすいです。
また、購入ではなく短期間だけ使えるレンタルサービスも存在します。
以下で、価格帯ごとに特徴と選び方のポイントを詳しく見ていきましょう。
1万円以下でも十分な性能のカメラは手に入る
1万円以下の価格帯でも実用的な性能を備えたモデルはあります。
「USB型」や「置時計型」、「小型のクリップ式カメラ」などは、この価格帯で購入可能です。
フルHD録画、動体検知、暗視対応など、調査に必要な基本機能をしっかりと搭載しています。
特に最近では、低価格ながらもスマートフォン連携機能やループ録画機能を備えた製品も増えており、自力での調査にも十分対応できます。
ただし、バッテリー容量や映像の安定性、保存容量に制限があるケースもあるため、購入前に仕様をよく確認することが重要です。
機能と価格のバランス重視なら1〜1.5万円が狙い目になる
浮気調査において、ある程度の機能と安定性を求めるなら、1〜1.5万円の価格帯が最もバランスの取れた選択肢と言えます。
フルHDや4K画質対応はもちろん、暗視撮影、長時間録画、スマートフォン操作、動体検知録画など、多機能なモデルが揃っており、より高度な調査にも対応できます。
また、デザイン性にも優れた製品が多く、部屋のインテリアに自然に溶け込むよう設計されているため、設置しても目立ちにくく対象者にバレるリスクを低減できます。
バッテリーの持ちも改善されているモデルが多く、中にはコンセントに接続して常時稼働できるタイプもあります。
数千円から始められるレンタルもある
カメラのレンタルサービスであれば数千円から始められる場合があります。
カメラのレンタルは1日あたり数百円〜、数日単位のプランでも数千円から利用可能で、初期費用を抑えて本格的な機材を使用できます。
特に短期間の調査予定の場合には非常に便利です。
レンタルでも、暗視機能付き・スマホ対応・高画質録画など、機能性の高いモデルを選べる点も魅力です。
カメラにはGPS機能がついたものもある
近年では、カメラの中にGPS機能を搭載したモデルも登場しており、映像だけでなく「いつ・どこで」撮影されたかを明確に記録できるようになっています。
GPS対応カメラを使用すれば、浮気相手との接触があった場所や移動ルートなどを、映像と位置情報の両方から客観的に把握することが可能です。
特に、車内や持ち運び用のカメラにGPS機能があるものを選ぶことで、対象者の行動パターンや滞在場所をより正確に追跡できます。
これにより、浮気の発覚につながる決定的な「場所の特定」がしやすくなり、証拠の裏付けとして強力な効果を発揮します。
浮気調査でおすすめのカメラの設置場所
浮気調査においては、カメラの性能だけでなく「どこに設置するか」が非常に重要なポイントとなります。
今回は設置場所としてオススメな以下の4カ所を紹介します。
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調査対象に応じた設置場所選びが結果を大きく左右します。
たとえば、「対象者の行動パターンを知るための場所」、「浮気の決定的瞬間を捉えるための場所」など、目的ごとに狙うべき設置箇所は異なります。
カメラが目立たず、日常の中に自然と溶け込むような場所にすることで、調査対象に気づかれにくくなり、証拠集めの成功率も高まります。
以下で、それぞれの特徴や注意点について解説します。
玄関や出入り口は行動パターンの把握ができる
玄関や出入り口は、対象者がいつ外出し、いつ帰宅したのかといった「行動パターン」を正確に記録できます。
浮気相手との接触が自宅で行われている場合、来客の有無や滞在時間の把握にも役立ちます。
特に動体検知機能付きのカメラを設置すれば、不審な動きだけを録画でき、無駄な記録を省くことも可能です。
玄関は比較的カメラの設置が自然に見える場所でもあり、インターホン型やセンサーライト型など、周囲に違和感を与えにくい製品も多く存在します。
寝室は決定的な証拠を押さえやすい
寝室は浮気の現場となる可能性が高く、調査において「決定的な証拠」を押さえやすい場所の一つです。
特に浮気相手が自宅に出入りしている場合、親密な接触の瞬間が記録されやすく、映像としての証拠価値も非常に高くなります。
裁判や慰謝料請求においても、寝室での映像は不貞行為の裏付けとして扱われやすい重要な資料となります。
配偶者であっても、盗撮やプライバシー侵害と見なされるリスクがあるため、設置の前に法律の確認や弁護士への相談を行うことが望ましいです。
設置する場合は、カメラの存在を悟られないようにすることはもちろん、録画データの取り扱いにも細心の注意を払う必要があります。
リビングは自然な会話や行動を記録しやすい
リビングは家族やパートナーが日常的に過ごす空間であり、浮気相手が訪れている場合には自然な会話やふるまいが撮れやすい場所です。
2人の距離感や親密なやり取り、スキンシップといった「関係性の証拠」を映像として記録することができます。
特に不貞の決定的な場面に至らなくても、関係を裏付ける補強証拠として活用できます。
また、リビングは物が多く、カメラを目立たせずに設置しやすい環境でもあります。
置時計型や空気清浄機型、インテリアに擬態したカメラを使えば、相手に気づかれることなく撮影が可能です。
車内は浮気相手との密会の証拠が撮れやすい
自宅内の撮影とは違いますが、車内も浮気相手と2人きりになることが多く、密会の場として利用されやすい場所です。
そのため、車にカメラを設置することで、浮気の事実を裏付ける決定的な映像を捉えられる可能性があります。
車内では、会話やスキンシップ、特定の場所への移動といった行動が記録でき、証拠としての価値が非常に高いといえます。
さらにはGPS機能付きモデルを活用すれば、車の移動履歴や停車場所、乗車していた人物なども把握しやすくなります。
ただし、車の名義や使用権によっては、プライバシーの侵害にあたる可能性があるため、設置前に所有権の確認をしておくことが重要です。
浮気調査は探偵への依頼がおすすめ
浮気調査は自宅にカメラを設置するなど自分で調べる方法もありますが、基本的には探偵への依頼がおすすめです。
仮に自宅へカメラを設置して浮気調査をしても、証拠を得られるのはパートナーが浮気相手を自宅に呼んでいる場合に限られます。
また、自宅へカメラを設置して生々しい映像を目にしてしまい精神的なダメージを受けることもあります。
探偵は浮気調査のプロのため、長時間にわたって尾行や張り込みなどを行い、自宅や浮気相手の自宅、ラブホテルなどへの出入りを撮影するなど、裁判でも効果を発揮する決定的な証拠をつかむことができます。
また、パートナーに浮気調査をしていることがバレるリスクが少なく安心感もあるため、浮気調査を考えている人は探偵事務所の無料相談をまずは利用してみてください。
まとめ
浮気調査においてカメラは、相手の行動を客観的に記録し、決定的な証拠を残すために強力なツールです。
自宅や車内に設置することで、自分が入り込めないプライベートな空間での浮気の実態を捉えることができます。
ただし、設置場所の選び方や撮影データの扱いなど、少しでもミスがあるとパートナーに気づかれてしまい今後の調査の継続を困難にするリスクがあります。
しかも撮影方法が違法になってしまえば自分が逆に訴えられる可能性もあります。
自力での調査もありですが、探偵事務所に依頼することでリスクを回避しつつ効果的な証拠が得られるため、まずは気軽に無料相談を利用してみましょう。
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当記事の監修者

- 氏名
- 岡田 真弓
- 経歴
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1968年東京都生まれ
2003年総合探偵社・株式会社MRを設立
2008年MR探偵学校を開校し、学長に就任
2016年一般社団法人日本ライフメンター協会を立ち上げ、代表理事に就任
2017年こころテラス株式会社を設立
- 紹介文
探偵業の現場で培った経験をもとに、「探偵の現場」や「夫を夢中にさせるいい妻の愛されルール」等の書籍を発売。
また、ビジネスリアリティ番組「令和の虎」にも出演し、あらゆるメディアを通じて、調査の実態や夫婦関係の在り方を伝えています。
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