探偵の選び方は?浮気調査を依頼するうえで押さえておくべきポイントを解説

浮気や不倫の疑いがあっても、自分では確かめきれずに悩む方は多くいます。
そんなときに頼りになるのが探偵事務所ですが、「どこに依頼すればいいのか」「料金は適正か」「本当に信頼できるのか」など、不安もつきものです。
当記事では、探偵選びで後悔しないために確認すべきチェックポイント、料金プランの違い、契約前に押さえておきたい注意点をわかりやすく解説します。
納得できる探偵事務所を見つける参考にしてください。
この記事でわかること |
探偵選びで確認したい11のチェックポイント
探偵選びで確認したいチェックポイントは、以下の11個です。
- 「探偵業届出証明書」の表記
- 事務所の所在地
- 行政処分の有無
- 広告やキャッチコピー
- 調査報告書のサンプル
- 口コミや評判
- 調査実績や事例の有無
- 調査中の連絡可否
- 初回ヒアリングの質
- サポート体制・カウンセリング
- 追加費用の有無
探偵選びで後悔しないためにも、是非参考にしてください。
「探偵業届出証明書」の表記
探偵選びでは、「探偵業届出証明書」の有無を最初に確認することが重要です。
これは、探偵業を営む際に公安委員会へ届け出を行い、交付される証明書であり、2007年6月1日の探偵業法施行により取得が義務付けられています。
(参考:探偵業について|警察庁Webサイト)
証明書には「探偵業届出番号」が記載されており、正規の探偵事務所であれば、公式サイトなどでこの番号を公表しているのが一般的です。
番号の記載がない、または届出情報を開示していない探偵事務所は、無届で違法に運営している可能性があるため、依頼や相談は避けましょう。
事務所の所在地
探偵を選ぶ際、なるべく自宅や調査対象の地域に近い探偵事務所を選ぶのが基本です。
近隣に自身の悩みに合った探偵事務所・興信所があれば問題ありませんが、遠方の事務所に依頼する場合は注意が必要です。
なぜなら、出張費や宿泊費といった諸経費が追加でかかる可能性があるためです。
中には費用を負担してくれる事務所もありますが、ホームページにその旨が明記されていない場合は、請求されるケースが多いでしょう。
また、土地勘のない調査員が対応することで調査精度が下がる恐れもあるため、浮気や素行調査を依頼するなら、地元に拠点を持つ探偵事務所がおすすめです。
行政処分の有無
探偵選びでは、過去に行政処分を受けていないか必ず確認しましょう。
公安委員会は、探偵業法に違反した探偵事務所や興信所に対して、行き過ぎた調査や不適切な対応を防ぐために行政処分を命じることができます。
行政処分の有無は、「探偵業届出番号」をもとに警視庁のホームページで確認可能です。
(参考:探偵業法に基づく行政処分|警視庁)
探偵業届出証明書は営業所内に掲示されているのが原則なので、証明書の届出番号をメモし、必ず警視庁の公開情報で照会することをおすすめします。
広告やキャッチコピー
探偵選びでは、誇大な広告や過剰なキャッチコピーに惑わされないことが大切です。
近年の探偵業界では、「浮気調査成功率100%」「どこよりも安い」「実績No.1」など、根拠のあいまいな宣伝が氾濫しています。
こうしたキャッチコピーには注意が必要で、景品表示法や特定商取引法などで規制されるケースもありますが、探偵業法自体には誇大広告を直接規制する条文がありません。
インターネット広告が主流となった今、都合の良い話ばかりをうのみにせず、冷静に情報を見極めましょう。
調査報告書のサンプル
探偵を選ぶ際には、必ず調査報告書のサンプルを確認しましょう。
調査報告書は、調査対象者の行動を文章や写真で記録したもので、浮気の証拠として裁判で有利に働く重要な資料です。
しかし、ピンボケ写真や撮影時刻の記載がないなど、証拠として不十分な報告書を提出する探偵事務所も存在します。
そのため、依頼前には報告書サンプルを見せてもらい、以下のポイントをチェックしておくことが大切です。
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口コミや評判
探偵選びでは、口コミや評判を参考にしつつ、情報の信ぴょう性も見極めることが大切です。
まずは気になる探偵事務所のホームページやSNS、口コミサイトをチェックして、自分と似たケースへの対応実績や評価を確認しましょう。
ポジティブな意見だけでなく、ネガティブな声にも目を通すことで、見えてくる実態があります。
ただし、なかには探偵事務所側が自作自演で良い口コミを投稿していたり、質問形式で信頼を装っているケースもあるため注意が必要です。
口コミはあくまで参考情報のひとつとし、過信しすぎない姿勢が大切です。
調査実績や事例の有無
探偵を選ぶ際、過去の調査実績や事例が公開されているかを必ず確認しましょう。
気になる探偵事務所のホームページをチェックし、依頼者の情報・依頼内容・調査の流れ・結果・費用・アフターケアなどが具体的に記載されていれば、その事務所の透明性や信頼性を判断する材料になります。
特に、自身のケースと近い事例があれば、調査の進め方や料金の相場感もつかみやすく、事前の不安を減らすことができます。
調査中の連絡可否
探偵選びでは、調査中に依頼者と連絡が取れる体制があるかを必ず確認しましょう。
契約前に「調査中や調査終了時に、状況報告をしてくれるかどうか」を探偵事務所に確認しておくことで、調査対象者の予定変更や突発的なトラブルにも柔軟に対応できます。
また、調査当日に対象者が外出しないなど浮気の兆候が見られない場合、調査を途中で打ち切る判断ができ、無駄な費用や時間を省くことにもつながります。
スムーズな対応ができるよう、調査中も依頼者と連絡が取れる探偵事務所を選ぶことが重要です。
初回ヒアリングの質
探偵選びでは、初回ヒアリングの丁寧さや親身な対応かどうかを見極めることが重要です。
まずは気になる探偵事務所に無料相談してみましょう。
多くの事務所では電話やメールでの相談を受け付けており、相談したからといって必ず依頼する必要はありません。
相談の中で具体的な状況を共有し、調査の必要性があると判断された場合は、見積もりの提示を受けてから依頼に進む流れになります。
また、相談前には、できる範囲で構わないので、調査対象の情報や悩みの整理など、事前準備をしておくことも大切です。
サポート体制・カウンセリング
調査だけでなくカウンセリングなどのサポート体制が整っているかも重要な判断基準です。
浮気調査を依頼する方の多くは初めての経験であり、不安や疑問を抱えているのが一般的です。
カウンセラーは、そうした利用者の悩みに寄り添い、心のケアや今後の対応について一緒に考える役割を担っています。
特に、一般社団法人日本ライフメンター協会認定のカウンセラーなど、資格を持った専門家が在籍している探偵事務所であれば、より安心して相談・依頼ができるでしょう。
追加費用の有無
探偵選びでは、追加費用の有無を必ず事前に確認しておくことが大切です。
基本料金が安く見えても、調査後に出張費・機材費・報告書作成費・延長料金などが加算され、最終的に高額になるケースもあります。
「追加費用込み」と明記されていない限り、見積書の内訳を細かくチェックし、何が含まれていて何が別料金なのかを明確にしておきましょう。
曖昧な説明のまま契約するとトラブルの原因にもなりかねません。
信頼できる探偵事務所は、追加費用の有無や上限を明確に提示してくれるため、事前説明の丁寧さも判断材料にしましょう。
探偵の料金プランの選び方
探偵の料金プランは、主に以下の3つから選ぶことができます。
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それぞれの料金プランをもとに、納得のいく調査を依頼できるようにしてください。
時間料金型
時間料金型は、調査時間に応じて料金が発生する最もシンプルなプランです。
メリット | デメリット |
無駄なく費用を抑えられる 調査時間を柔軟に調整できる 証拠が早く取れれば安く済む |
調査時間が延びると高額になりやすい 調査前に時間を正確に見積もるのが難しい 長期調査には向かない |
1時間ごとに費用が設定されており、調査時間が短い場合は費用を抑えられるのが大きなメリットです。
「浮気の日時がある程度特定できている」「短時間の尾行で済みそう」といったケースに向いています。
ただし、予定より調査が長引いた場合は料金が加算され、想定より高額になることもあるため注意が必要です。
依頼前には1時間あたりの単価だけでなく、何時間から依頼可能か、延長時の費用なども確認しましょう。
パック料金型
パック料金型は、あらかじめ決められた時間や日数分をまとめて契約する料金プランです。
メリット | デメリット |
費用総額が事前にわかりやすい 長時間・長期間の調査に適している 複数日またがる調査も計画的に進めやすい |
調査時間が短くても料金は一定 使い切れなかった時間の返金は原則不可 短期集中型の調査はやや割高になる |
時間単位ではなく「〇時間で〇円」や「3日間で〇円」といった形式が多く、調査に必要な人件費・機材費・報告書作成費などが含まれていることが一般的です。
長時間の調査が必要な場合や、対象者の行動パターンが不確定なケースでも、追加費用を気にせず依頼できるのがメリットです。
一方で、調査が予定より早く終了しても返金されないことが多く、短時間で済む調査には不向きな場合もあります。
成果報酬型
成果報酬型は、調査の成功を条件に料金が発生するプランです。
メリット | デメリット |
結果が出ない限り費用が発生しない 初期費用が抑えられることが多い 調査結果に対する納得感が得られやすい |
成功条件があいまいな事務所もある 実質的に他のプランより高くなるケースもある |
「浮気の証拠が撮れたら料金を支払う」といった成果に応じた支払いとなるため、結果が出なければ費用がかからない点が特徴です。
初期費用が安く設定されている場合もあり、結果が出るか不安な方にとっては心理的なハードルが低いプランです。
ただし、成功条件の定義があいまいなまま契約すると「些細な証拠でも成功と見なされ高額請求される」などのトラブルにつながることもあります。
契約時には必ず「何をもって成功とするか」を明確に確認しましょう。
探偵を選ぶ前に押さえておきたい注意点
探偵を選ぶ前に押さえておきたい注意点は、以下の5つです。
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それぞれ以下で詳しく見ていきましょう。
目的とゴールを明確にする
探偵に依頼する前には、調査の目的とゴールを明確にしておくことが非常に重要です。
「離婚の証拠を集めたい」「浮気の事実を確認したい」「慰謝料請求に備えたい」など、目的によって必要な証拠の種類や調査方法が変わってきます。
また、証拠が取れた後にどうしたいのか――話し合いで解決したいのか、弁護士を通じて法的に対応したいのかという“ゴールの設定”も探偵選びに大きく関わります。
曖昧なまま依頼してしまうと、調査結果をどう活用すべきか判断できず、無駄な費用や時間がかかることもあります。
相談前に自身の目的とゴールを整理しておきましょう。
情報をできるだけ整理しておく
探偵に依頼する前に、自分で把握している情報をできるだけ整理しておくことが、効率的かつ的確な調査につながります。
たとえば、調査対象者の行動パターンや勤務先、休日の過ごし方、浮気が疑われる日時や場所、SNSや通話履歴など、些細な情報でも調査の手がかりになります。
事前にある程度の情報が揃っていれば、無駄な調査時間を減らし、費用の節約にもなります。
また、探偵に状況を正確に伝えることで、より的確な調査プランや見積もりを提案してもらえるメリットもあります。
スムーズな依頼につなげるためにも、情報はできるだけ具体的に整理しておきましょう。
契約書や見積もりの確認を怠らない
探偵を選ぶ際は、契約書や見積もりの内容を細かく確認することが非常に重要です。
料金の内訳や調査期間、追加費用の有無、成功報酬の条件などが不明確なまま契約してしまうと、後から高額な請求を受けるトラブルにつながる可能性があります。
特に注意すべきなのは「キャンセル料」や「延長料金」「報告書作成費」などの細かな項目です。
信頼できる探偵事務所は、事前にすべての費用を明確に提示し、契約内容について丁寧に説明してくれるはずです。
納得できるまで質問し、不明点を残さず契約することが安心して依頼する第一歩となります。
強引に契約を迫る探偵は避ける
探偵事務所を選ぶ際、強引に契約を迫ってくる業者には十分注意が必要です。
「今すぐ契約すれば割引になる」「今日中に決めてくれないと調査できない」などと急かすような対応をする探偵は、依頼者の不安や焦りに付け込んで契約を結ばせようとしている可能性があります。
本来、探偵への依頼は慎重に検討すべきものであり、納得のいくまで相談・比較する時間が必要です。
信頼できる探偵事務所であれば、無理に契約を迫ることはなく、丁寧に説明したうえで判断を委ねてくれます。
少しでも違和感を覚えた場合は、その場で契約せず、他の事務所も検討することをおすすめします。
調査後の流れも事前に確認しておく
探偵に依頼する前に、調査後の流れについてもあらかじめ確認しておくことが大切です。
調査が終わった後、どのような形で報告書が提出されるのか、写真や動画などの証拠はどれだけ明確か、調査結果をどう活用できるのかを事前に把握しておきましょう。
特に、報告書が裁判で証拠として使えるレベルかどうかは重要なポイントです。
また、調査後のフォローとして、弁護士の紹介やカウンセリングサポートが受けられるかどうかも確認しておくと安心です。
調査後の対応までしっかりサポートしてくれる探偵事務所を選ぶことで、調査結果を最大限に活かすことができます。
探偵選びに迷ったら「MR探偵事務所」がおすすめ
探偵選びで迷った方には、信頼性とサポート体制に配慮された「MR探偵事務所」がおすすめです。
一般社団法人日本ライフメンター協会の認定カウンセラー資格を保有するスタッフが在籍しており、調査前後の相談支援にも力を入れています。
また、料金の明確さや調査体制・個人情報の保護など、利用者が安心して依頼できる環境づくりに取り組んでいます。
さらに、テレビ・新聞など複数メディアへの取材協力実績や、日本調査業協会への加盟を通じて、業界内外からの一定の評価を受けている点も特徴です。
「まずは話を聞いてみたい」「不安を解消したい」という方は、無料相談から始めてみてはいかがでしょうか。
まとめ
探偵選びで失敗しないためには、信頼性・料金体系・サポート体制など、複数の観点から慎重に見極めることが大切です。
調査報告書の質や過去の事例、連絡体制やカウンセリングの有無まで確認しておくことで、安心して依頼できる探偵事務所を選ぶことができます。
また、料金プランの違いや契約書の内容、調査後の流れなども事前に把握しておくことで、トラブルを防ぎ、納得のいく調査結果につなげられます。
少しでも不安があれば、まずは無料相談を活用し、自分に合った探偵事務所を見つけましょう。
当記事の監修者

- 氏名
- 岡田 真弓
- 経歴
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1968年東京都生まれ
2003年総合探偵社・株式会社MRを設立
2008年MR探偵学校を開校し、学長に就任
2016年一般社団法人日本ライフメンター協会を立ち上げ、代表理事に就任
2017年こころテラス株式会社を設立
- 紹介文
探偵業の現場で培った経験をもとに、「探偵の現場」や「夫を夢中にさせるいい妻の愛されルール」等の書籍を発売。
また、ビジネスリアリティ番組「令和の虎」にも出演し、あらゆるメディアを通じて、調査の実態や夫婦関係の在り方を伝えています。
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