浮気旦那に浮気されたらどうすべき?離婚すべき判断基準や浮気の兆候をわかりやすく解説

旦那に浮気をされた妻の傷の深さは計り知れません。思いもよらなかった「旦那が浮気している」という状況に、気が動転して冷静ではいらなくなる人も少なくないでしょう。

ですが「浮気された」と感じたら、後々の自分自身のためにもやっておくべきことや考えなければならないことがあります。

「旦那に浮気されたらどうすべき?」と悩む人のために、離婚すべきかどうかの判断基準や浮気の兆候をわかりやすく解説します。

旦那に浮気されたらどうすべき?

旦那に浮気されたときにまず整理することは、自分が離婚したいかしたくないかです。浮気されたからといって、すべての人が離婚に踏み切るわけではなく、その後も夫婦関係を継続するケースもあります。

そのため、許せる許せないという感情もそうですが、旦那に更生の余地があるのか、そもそも浮気の原因がなんだったのかなど、状況を整理することが大切です。

とくに子供がいる場合は、簡単には答えを出せないでしょう。浮気によって夫婦間の気持ちは冷めてしまっても、子供にとって何が一番良い選択なのかは非常に難しい問題です。子供のために環境を変えない夫婦もいれば、子供のために週末婚などを選ぶ夫婦もいます。

離婚したいと考えている

浮気をされたことで離婚したいと固く決めている場合は、まず浮気の証拠を集めましょう。後々、離婚調停や裁判に発展した場合、慰謝料の請求などで証拠の提示が必要になってくるためです。話し合いで穏便に片付けばよいですが、そうはいかないケースがほとんどだと思いますので、浮気をされてただ黙って離婚をするのは得策ではありません。

浮気の証拠といっても、すべてが裁判で有効とされるわけではありません。浮気をされた本人がいくら主張しても、第三者から見て浮気を決定づけるものはないと言われてしまえばそれまでです。

そのため、浮気の調査をしていることが旦那にバレないよう、探偵や弁護士などの専門家の力も借りつつ足元を固めていきましょう。

離婚はしたくないと考えている

浮気をされても、さまざまな事情から離婚はしたくないと考えている場合は、今後どのように夫婦または子供と関わっていくかを入念に話し合う必要があります。

旦那が更生する可能性が十分あり、浮気の原因にも情状酌量の余地があると少しでも思えるのであれば、できるだけ離婚という選択はせず、その失敗を糧にして関係を改めていくことも前向きな選択です。

当然ですが、浮気をした張本人が悪いです。しかし、どんな行動にも原因やきっかけがあるため「なぜ浮気をしたのか?」の真意を知ることが重要です。必ずしも、浮気イコール別の人を好きになったということではないためです。

どちらとも言えない

「浮気をされた」という状況では、離婚するかしないかをすぐにハッキリと決められない場合も多いでしょう。「今はどちらとも言えない」場合にやるべきことは、そもそも本当に浮気をしているのかどうかの事実確認であったり、離婚した場合の今後のシミュレーションを立ててみることです。

現実問題として、離婚後は経済的な問題なども出てきます。それらをどのようにクリアするかの算段がつけば離婚にも踏み切りやすいですし、生活を工面する具体的な方法が見つからないのであれば作らなければなりません。

浮気をされたら感情的にもなるでしょう。しかし、感情論で行動してももっと自分を傷つけてしまうことにもなりかねないため、できるだけ冷静に状況を判断することが大切です。ひとりでは押しつぶされてしまうときは、探偵や弁護士などの専門家にまず相談して、ひとりじゃないと思える環境を作ることも有効でしょう。

浮気の疑惑が浮上している状況

旦那に浮気をされたことが確定ではなく、まだ疑惑が浮上したという段階なのであれば、本当に浮気をしているかどうかの調査から始めましょう。よくある浮気の兆候は以下のようなものです。

  • あるときから帰りの遅い日が多くなった
  • 帰りが遅い日の曜日などに偏りがある
  • スマホを気にする仕草が増えた
  • スマホを離さなくなった
  • 身なりや外見を気にし始めた
  • 妻の予定を確認するようになった

例えば、普段は無頓着な旦那が急に身なりに気を遣うようになったとしたら少し不自然です。もしそれが、人に見られないようなムダ毛の処理であったら途端に怪しくなるでしょう。見せる相手がいるから、という理由の可能性が高まります。

上記の例はあくまで可能性に過ぎないため、仕事などで本当に帰りが遅い場合がほとんどでしょう。スマホを離さないのも気のせいかも知れません。少しでも怪しいと思うところがあれば探っていきましょう。

疑っていることが悟られないように探りを入れてみる

浮気を疑っている段階であれば、本格的な調査に乗り出す前に軽く探りを入れてみましょう。何気ない会話の中で冗談交じりに確かめてみて、もし不自然な挙動があれば黒の可能性が出てきます。また、マッチングアプリに登録がないかなども確認しておきましょう。電話番号でアカウントの有無を確認できる場合があります。

浮気調査でもっとも大切なことは、疑っていることが旦那に悟られないようにすることです。浮気を調査していることに感づかれると、以降はより慎重に行動するようになり証拠を集めづらくなったり、浮気自体をしばらく控える可能性があります。

浮気の影を潜めている間は、調査の進捗も出ずモヤモヤするばかりでしょう。そのため、まず旦那に調査していることがバレないように慎重に行動することが鉄則です。

本当に浮気しているかどうかの調査

浮気をしている可能性が高い場合は、本格的な調査を開始しましょう。ひとりで進められるものもあれば、難しいものもあります。どのくらい本格的に調査するか次第では、下手に自分一人で進めない方が賢明な場合もあります。

具体的な浮気調査の進め方は、次項から詳しく解説します。

浮気がほぼ確実になっている状況

浮気がほぼ確実になっている状況でやるべきことは、主に次の2つです。

  • 浮気の証拠を集める
  • 弁護士に相談する

浮気の調査をする目的にもよりますが、多くは慰謝料請求などに関わるためでしょう。そのためには、裁判で有効と認められる証拠を集める必要があり、間違っても調査経験のない人が下手に動いて機会を失ってしまうのは避けるべきです。

ですので、次項で紹介する「探偵事務所に依頼する」以外の方法はあくまで手段であり、決して推奨される方法ではないことを先にお伝えしておきます。

浮気の証拠を集める

繰り返しになりますが、浮気の証拠を集める主な目的は以下の2つです。

  • 不貞している事実を掴みたい
  • 慰謝料請求などで必要になる

前者は事実であるかどうかを確かめるため、後者はさらに進んで損害賠償請求をするため。浮気の調査はどこまで本格的に行うかで進め方も変わってきます。大きくは、リスクを負って自分でやるか、専門家に依頼してリスクを抑えて確実に進めるかです。

もちろん専門家に依頼をすれば費用が発生するため、そのコストをどう捉えるか次第です。コストを受け入れるかどうかは、浮気をされた後に自分自身が今後どうしたいかによるでしょう。

探偵事務所に依頼する

探偵事務所は浮気調査のプロです。もし調査していることがバレたら・・・と不安に思う人もいるかも知れませんが、実際には探偵の尾行などがバレるケースはほとんどないため、そのような心配は無用です。

探偵事務所に浮気調査を依頼する一番のメリットは、裁判で有効と認められる証拠を入手しやすいことです。具体的には、不貞行為があったことを直接的に示している、現場の写真や動画を抑えられたときに言い逃れの余地がない状態の証拠が必要になります。浮気相手と思われる人物と二人で一緒にいる写真や動画だけでは証拠にはなりづらいです。

また、旦那に無断で調査機器を仕掛けることは違法行為になります。リスクを負ってようやく入手した音声が証拠として認められないものだった、認められるかどうかも正確にわからないのであればリスクを負う意味がそもそもなくなってしまいます。

「浮気をしているのはほぼ確実で、後は証拠を掴みたい」場合だけではなく、「浮気しているかもしれないから白黒はっきりさせたい」場合は、浮気調査の実績が豊富なMR探偵事務所に一度ご相談ください。

ボイスレコーダーで音声を記録

浮気調査の代表的な例が「ボイスレコーダーによる録音」です。録音された音声が浮気の動かぬ証拠になるケースもあります。性行為の現場を示唆する音声ではなくても、両者に肉体関係があることを示す音声が録ることができれば浮気の証拠として有効です。

荷物やカバン、車などへの設置が一般的でしょう。ただし、絶対にバレずに安全という場所はないため、場所ごとに注意点を知っておく必要があります。

「ボイスレコーダーによる浮気調査」については、以下のページで詳しく解説しています。

「ボイスレコーダーで浮気調査は可能?証拠として認められないケースやリスクとは」

GPSで位置情報を記録する

GPSを使えば、旦那が今どこにいるのかを把握できるため、ラブホテルや人の家などを示していれば浮気の証拠をおさえやすくなります。パートナーがどのような場所を頻繁に訪れるのか、どの時間帯にどの場所にいるのかなど、詳細な情報を得ることが可能となります。

ただし、ボイスレコーダーと同様、GPSを無断で仕掛けることはプライバシー侵害に該当する可能性があります。

「GPSによる浮気調査」については、以下のページで詳しく解説しています。

「GPSは浮気調査に有効?バレたらどうなる?おすすめの設置場所などを解説」

弁護士に相談する

浮気や不倫は、法律上、配偶者としての義務に違反する行為です。そのため、不倫をした配偶者から慰謝料を請求することができます。また、不倫が原因で離婚する場合、財産分与や親権についても法律に沿って解決をする必要があります。

弁護士に相談する最大のメリットは、法律的な問題について適切なアドバイスを受けられることです。また、弁護士は、不倫相手や配偶者と交渉を代行して行うことができます。これは、精神的にも肉体的にも負担の大きい交渉を、弁護士に任せることで、自分の心身の健康を守ることにつながります。

浮気の証拠集めでやってはいけないNG行為

最後に、浮気の証拠集めでやってはいけないNGを以下にまとめました。

  • 無断でスマホアプリを入れたり機器を仕掛ける
  • 感情的になって問い詰める
  • 錯乱して自分を責める

最近ではスマホアプリを使った浮気調査も可能となっており、旦那のスマホを勝手に操作して、調査アプリをインストールするといった手法をとる人もいます。

しかし、前述のとおり旦那に無断でスマホアプリを入れたり、GPSなどの機器を仕掛ける行為はプライバシー侵害や不正アクセス禁止法に抵触する可能性があるため推奨されません。

そして、なによりも浮気調査は大きな孤独感と喪失感に苛まれやすいことを覚悟しておきましょう。調査を進めるということは、浮気の生々しさに直面しなければならないということでもあります。ただでさえ、浮気をされて辛いにもかかわらず・・・です。

そのため、感情的になって旦那を問い詰めて不利な状況に陥ったり、錯乱して自分を責めるなどは絶対にしないようにしましょう。

浮気の発覚後の旦那との賢い付き合い方

浮気は過ちです。浮気をされた側ばかりが、なぜこんなにも苦しまなければならないのかと苦悩するでしょう。しかし、冒頭もお伝えしたように、浮気が発覚しても旦那と引き続き関係を構築している夫婦もいます。

子供がいる場合は経済的な問題や、教育の観点からどんな選択がベストなのかを考え、そのためには、別れるのではなく旦那を更生させて再起を目指す道もあります。

理由にかかわらず「一度でも浮気をするような人間は絶対に許せない」場合は、離婚した後の生活を入念にシミュレーションしましょう。感情的であっても、行動は冷静であるべきです。

浮気の発覚後の旦那との賢い付き合い方は、離婚するしない、どちらが正解ということではありません。必ずしも婚姻関係でなくても、現在は色んな形の家族があります。

まとめ

「旦那に浮気をされた」と感じたら、浮気が事実だった場合に自分がどうしたいか?をまず考えてみましょう。一般的には別れる選択肢が濃厚ですが、色んな観点から見て必ずしも別れることが最良ではないときもあります。

「旦那がなぜ浮気をしたのか?」
「浮気をされた自分はどうしたいのか?」

これらを明確にして、浮気をされても自分を守れる状況を作れるようにしましょう。

弁護士コメント

浮気が発覚して、今後どうしたいかという段階では、配偶者と離婚するのか、不貞相手に慰謝料請求するのか、それらの兼ね合いなど、法的に検討すべき事項は多々あります。特に離婚となれば、離婚時に取り決めるべきことも多数に及びます。また、不貞相手に関しては、知り合いではないことが多いかと思いますので、いざ自身で交渉するというのも相当抵抗感が強いものがあるかと思います。
その前提として、どういう兆候があれば浮気している可能性があるか、どういう証拠があれば法的に十分と言えるかについては、他の証拠や事実関係ごとに異なってくることもあるので、一概に判断できるものでもありません。
総じて、専門的な知見を必要とする場面においては、まずは専門家に相談してみるということが良いかと思います。

この記事の監修弁護士

弁護士 池田 貴之

弁護士 池田 貴之アディーレ法律事務所

法政大学、及び学習院大学法科大学院卒。アディーレ法律事務所では、家事事件ドメイン(現:慰謝料請求部)にて、不貞の慰謝料請求、離婚、貞操権侵害その他の男女トラブルを一貫して担当。その後、慰謝料請求部門の統括者として広く男女問題に携わっており、日々ご依頼者様のお気持ちに寄り添えるよう心掛けている。第一東京弁護士会所属。

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