HOME > 探偵読み物コンテンツ > 浮気調査 > iPhoneで浮気調査はできる？スマホで調査するときの注意点と決定的な証拠を掴む方法

浮気調査iPhoneで浮気調査はできる？スマホで調査するときの注意点と決定的な証拠を掴む方法

公開日:2024/02/06 最終更新日:2024/02/09

「iPhoneで浮気がわかるもの！？」「iPhoneだけで浮気を見破る方法が知りたい」といった声が聞かれるなど、iPhoneで浮気調査を試みる人もいます。

iPhoneなどのスマホには位置情報サービスが使われていますが、浮気調査ができるかどうかは「YES」であり、「NO」でもあります。iPhoneを使った浮気調査の方法を紹介したうえで、注意点やその他の調査方法を紹介していきます。

「iPhoneを探す」機能を使った浮気調査の方法
iPhoneでアプリを使った浮気調査の方法
iPhoneで浮気調査をする場合の注意点
その他の浮気調査の方法

iPhoneで浮気調査ができる？

パートナーがiPhone ユーザーの場合など、iPhoneを使って浮気調査をするには、位置情報サービスを利用する方法とアプリを使う方法があります。

iPhoneの位置情報サービスで浮気調査する

iPhone浮気調査に利用するのは『iPhoneを探す』という機能。本来はiPhoneなどのアップル製品を紛失したときのための位置検索サービスです。

「iPhoneを探す」を利用するには、端末の設定で「iPhoneを探す」と位置情報をオンにしておく必要があり、ネット回線につながっていることも条件です。（iOS13以降は「オフラインのデバイスを探す」をオンしている場合は、オフラインでも探せます。）

「iPhoneを探す」機能をPCから利用するときには、まず、「iCloud-iPhoneを探す」にアクセスします。次にパートナーの「Apple　ID（メールアドレス、または電話番号）」「パスワード」を順に入力するため、パスワード知らなければ利用できません。そして、「すべてのデバイス」から位置検索する端末を選択すると、地図上に○で端末の位置が表示されます。

「Apple ID サインインが要求されました」などの通知が、パートナーの端末に届くため、不審に思われたり、パスワードを変更したりする可能性があります。

iPhoneのアプリを使って浮気調査をする

iPhone対応の位置情報アプリはいくつかありますが、『life360』は位置情報をグループ共有する家族・友人向けアプリ。子供の安全のためといった理由で、夫や妻にインストールしてもらいやすいというメリットがあります。GPS位置情報データを使用し、家族などのサークルメンバーの各自の位置情報がリアルタイムで表示されます。

また、『マルチICカードリーダー』は交通系ICカードや電子マネーの残高や履歴を確認するためのアプリ。自分の端末にインストールして、SuicaやPASMOなどのFeliCa（NFC）に対応したカードの履歴を確認できます。パートナーが交通系ICカードを使用している場合に、不審な行動や行動パターンを把握するのに役立ちます。たとえば、「休日出勤で会社に行くと聞いていたのに、まったく違う路線の駅で降りている」といった不審な行動を発見することが可能です。

iPhoneで浮気調査をするときの注意点

iPhoneなどのスマホで浮気調査をするときの注意点として、主に以下の3点が挙げられます。

【iPhoneで浮気調査をする時の注意点】

人のスマホを無断でロック解除することは犯罪になり得る
人のスマホに勝手にアプリを入れることも犯罪になり得る
位置情報や行動だけでは浮気の証拠にはならない

iPhoneでの浮気調査はやり方によっては違法行為になる可能性がある点に注意が必要です。また、iPhoneを活用した調査で位置情報を把握できたとしても、それだけでは浮気の証拠としては弱いことにも留意しておきましょう。

iPhoneでの浮気調査の注意点について、それぞれ詳しくみていきます。

人のスマホを無断でロック解除することは犯罪になり得る

スマホにパスコードを入力してロックを解除する行為自体は、インターネット回線を利用していないため、不正アクセス禁止法には抵触しません。また、LINEやメールのように自動でログインする場合も、IDやパスコードを入力しないことから、不正アクセス禁止法には抵触しないとされています。

一方で、IDやパスワード入力して、スマホでアプリやWEBサイトを開く行為は不正アクセス禁止法に違反します。不正アクセス禁止法では、「何人も」と規定されているため、配偶者でも同様です。

また、スマホでLINEやメールなどを見る行為はプライバシーの侵害により、損害賠償請求をされることも考えられます。

参考：総務省｜国民のためのサイバーセキュリティサイト｜不正アクセス行為の禁止等に関する法律

人のスマホに勝手にアプリを入れることも犯罪になり得る

スマホに位置情報アプリなどのアプリを勝手に入れる行為は、不正指令電磁的記録供用罪に問われる可能性があります。

他人に限らず、配偶者であっても勝手に人のスマホにアプリをインストールすると、罪に問われることは変わりません。実際に2015年4月に妻のスマホに遠隔操作アプリを無断でインストールしたことで、逮捕された事例があります。

位置情報アプリなどをインストールする際には、必ず配偶者の同意を得て、同意を得た範囲内の利用としましょう。

参考：警視庁｜不正指令電磁的記録に関する罪

位置情報や行動だけでは浮気の証拠にはならない

iPhoneを利用した浮気調査として位置情報による行動履歴を把握しても、浮気をしている可能性を調べるのには役立ちますが、それだけでは浮気の決定的な証拠にはなりません。

たとえば、『iPhoneを探す』という機能で、iPhoneの位置がラブホテルの自宅にあることを示す画面を撮影し、証拠としたとします。ラブホテルは性行為をする場所ですので、性行為を行ったことが推測できるに過ぎず、浮気相手は特定できません。

あるいは、浮気相手の自宅にいることが推測されても、浮気相手と一緒にいたことは証明できません。また、GPSの精度が確実ではないという問題もあります。

ただし、位置情報がまったく役立立てないということではなく、他の証拠を補完する材料や、有力な証拠をつかむための手がかりになることがあります。

その他の不倫・浮気調査方法は？

iPhoneで調べる以外にも、クレジットカードの利用明細や車の走行履歴、旅行サイトのホテルの予約履歴などのチェック、パートナーの尾行といった様々な不倫・浮気の調査方法があります。強い証拠がなくても、複数の証拠を積み重ねることで、パートナーや浮気相手を言い逃れできない状況に追い込める可能性があるため、多くの証拠を集めることが必要です。

浮気や不倫の証拠になるものとして、「ラブホテルへ出入りする写真動画」「性行為があったことがわかるメールやLINEのメッセージ」「浮気を自白した音声データ」「クレジットカードの利用明細」「探偵の調査報告書」などが挙げられます。

【その他の不倫・浮気調査方法】

財布やクレカの明細を確認する
可能な範囲で尾行して現場を捉える
探偵に依頼する

浮気調査の方法はいくつもありますが、その他の不倫・浮気調査方法として、ここでは3つの調査方法を取り上げていきます。この中で決定的な証拠を得られやすいのは、探偵に依頼する方法です。3つの方法について、それぞれ詳しく紹介していきます。

財布やクレカの明細を確認する

財布の中のレシートや領収書、クレジットカード明細から、ホテルやレストランの利用、プレゼントや大人用の玩具の購入などがないかチェックします。また、ラブホテルのポイントカードは、一見するとそれとはわからないデザインの可能性があるため、何かわからないカードがあったら調べてみるべきです。

ホテルやデート向けのレストランの利用が複数回確認できたり、ブランドものなどの高価なプレゼントの購入などがあったりした場合には、浮気が疑われます。

可能な範囲で尾行して現場を捉える

パートナーの行動をチェックし、可能な範囲で尾行して、ラブホテルへ出入りする場面など、決定的な現場を捉える方法もあります。

ただし、長時間にわたる尾行は身体への負担が大きく、一般の人が尾行をすると、パートナーに浮気調査をしていることがバレるリスクも高まります。また、パートナーや浮気相手の尾行を何度も行っていると、ストーカー行為と捉えられて罰則を受けるリスクもあります。

自分で尾行をする場合には、他の調査方法から浮気をする可能性が高い日時に絞るのが望ましいです。

探偵に依頼する

探偵に浮気調査を依頼すると、浮気を裏付ける決定的な証拠をつかめる可能性が高く、パートナーに気づかれにくいことがメリットです。浮気をしていた事実が明確になることで、今後のことを話し合うことができます。特に配偶者の浮気を調査する場合には、決定的な証拠があれば、配偶者や浮気相手に慰謝料の請求が可能です。

探偵に浮気調査を依頼する際には、「電話やメールによる問い合わせ」→「面談・見積もり」→「契約」→「調査開始」→「最終報告」→「アフターケア」という流れが一般的です。最終報告の前に経過報告が行われることもあります。

探偵へ浮気調査を依頼した場合の費用相場は、10万円～100万円前後です。料金体系や調査にかかる期間の違いなどから、調査費用には幅があります。

まとめ

iPhoneでできる浮気調査もありますが、決定的な証拠にはならず、違法行為となるリスクが考えられます。また、「iPhoneを探す」機能を利用するには、iPhoneの設定によるほか、Apple IDのパスワードを知らなければできない、パートナーに通知が行くといった問題があります。パートナーとの関係にひびが入るリスクがあることも踏まえることが必要です。特に配偶者の浮気が疑われる場合には、探偵に浮気調査を依頼して、決定的な証拠を手に入れることを検討してみましょう。